2013年ウナギの価格上昇?

2013年も「うなぎの価格」は上昇?

(2013年6月21日)

水産庁は2013年5月30日、うなぎ稚魚(シラスウナギ)の不漁を受けて稚魚の供給状況などを発表し、うなぎ蒲焼など今年の商品価格が「安くなる要因はない」との見通しを示しました。

 

水産庁が発表した「ウナギ稚魚(シラスウナギ)の供給動向」によれば、

  • ウナギ稚魚の国内採捕量は年変動が大きく、不足分を輸入で補っている。
  • 近年、東アジア全体でウナギ稚魚の漁獲が低迷しており、取引価格が高騰。
  • 今漁期の池入れ量は約12トン(4月30日現在)で、前年の75%に止まっている。

となっています。

 

うなぎ稚魚不漁のため、稚魚1sあたりの今年の取引価格は260〜270万円で、前年に比べて25%上昇しています。

 

ですから、このうなぎ稚魚の仕入れ価格の上昇が、蒲焼など加工商品の販売価格に跳ね返る可能性が高いのです。

 

うなぎ稚魚の取引価格の推移

うなぎ稚魚の平均取引価格をさかのぼって見てみましょう。

2006年

2011年

2012年

2013年

1sの価格

26万6千円

90万円

214万8千円

260〜270万円

対前年上昇率

約2.39倍

約1.25倍

対2006年上昇率

約3.38倍

約8.08倍

約10.15倍

この7年間で、うなぎ稚魚(シラスウナギ)の平均価格は10倍にも跳ね上がっているのですね。まさに「うなぎ昇り」です。

 

うなぎ稚魚の価格はこんなにも高い

1s=270万円という取引価格を、同時期の金相場・銀相場と比較してみましょう。

 

【1sあたりの取引価格相場】

ウナギ稚魚

270万円

480万円

8万円

 

つまり、ウナギ稚魚(シラスウナギ)1s=270万円というのは、金の約56%、銀の約34倍ということになります。それにしても高すぎますね。

 

2013年は価格を抑える大手スーパーも

ダイエーが、2013年7月22日の土用の丑の日を前に、国産うなぎの蒲焼を値下げして、予約を受け付けることを発表しました。稚魚の不漁を受け、うなぎの価格は高騰していますが、ダイエーは「予約販売で大量に仕入れることで価格を抑える」としています。

 

値下げの仕組みは、2012年に1匹1,880円だった「うなぎの蒲焼」を、2013年は2匹で3千円として1匹当たりの価格を約20%引き下げるというものです。うなぎは、鹿児島県産と宮崎県産です。

 

1匹あたりでみればおトクなようですが、1匹あれば十分なのに2匹買わなければいけないとか、3匹でいいのに4匹買わなければいけない、といったような場合も出てきますよね。

 

ダイエー以外にも値下げに踏み切っている大手スーパーもあるようです。

 

しかし、大手は大量仕入れができるかもしれませんが、多くの小売業者は厳しいのではないでしょうか。実際、チェーン店やコンビニなどでは、値上げするか、うなぎの量を減らすか、で対応しようとしているようです。

 

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