中国がヨーロッパウナギの輸出中止

中国がヨーロッパウナギの再輸出を2015年2月以降中止

(2014年7月29日)

中国を経由して日本に大量に輸入されているヨーロッパウナギ。中国政府が、2015年2月以降は輸出を認めないという意向を、日本国内の業界関係者に伝えていたことが新聞報道されました(7月29日付)

 

ヨーロッパウナギもニホンウナギ同様に激減し、すでに2008年に「IUCNレッドリスト」に「近絶滅種」として登録されています。最も絶滅の危機が高いランクです。また、2007年のワシントン条約締約国会議で国際取引規制が決まり、2009年から国際取引規制が実施されています。

 

条約では許可証があれば輸出は可能ですが、2010年末以降、欧州連合(EU)が輸出を禁止しています。

 

中国には、EUの輸出禁止前にフランスから稚魚のシラスウナギが大量に輸出され、これを養殖したウナギが「合法的な製品」として日本に再輸出されています。

 

中国政府は、これまで、「規制以前にフランスから輸入し、中国の養鰻池に入れられた」として、再輸出を認めてきました。しかし来年1月には、過去に輸入したウナギが全て出荷されるとして、ワシントン条約を担当する政府部局の担当者が、それ以降の輸出はなくなると説明しているそうです。

 

ヨーロッパウナギはニホンウナギに比べて安価で、人気の高いウナギです。来年以降、ウナギの市場供給量がさらに減りそうです。

 

フランス起源、中国経由のヨーロッパウナギ輸入量の推移

(※ 財務省貿易統計のデータをもとに作成)

 

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