ウナギの完全養殖

ウナギの完全養殖が商業化されるのは2020年ころ

(2014年7月30日)

ウナギの完全養殖は、研究レベルでは成功しています。

 

2010年に、独立行政法人・水産総合研究センターが、ウナギの受精卵をふ化させて成魚にし、再び産卵させて稚魚を得ることに成功しています。

 

現在のところ、ウナギの生態系は、まだよくわかっていません。そのため、ウナギの完全養殖は難しいとされてきました。しかし、幼生のエサや水槽を清潔に保つ方法などで試行錯誤を重ね、完全養殖を成功させたそうです。

 

水産庁が、同センターや企業と連携し、今年(2014年)4月から、シラスウナギを大量に生産するための技術確立に向けた研究を始めました。

 

水産庁は2020年までの商業化を目指すとしています。

 

水産庁によると、シラスウナギの今期(2013年11月〜2014年5月)の国内採取量と輸入量の合計は25.7トン。昨期(12.6トン)の約2倍となりました。

 

研究者の中には、今期の稚魚の好漁は、海水温の変化によるもので、回復は一時的との見方もあります。

 

回復したといっても、長期的に見れば、ごくわずかなもので、減少傾向にあることは間違いありません。そのため、IUCNが6月に絶滅危惧種に指定したのです。

 

完全養殖が商業ベースに乗れば、安いウナギ蒲焼も夢でなくなるかもしれません。

 

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