IUCNウナギ調査委員会議長が日本のウナギ養殖場を視察

IUCNウナギ調査委員会議長が日本のウナギ養殖場を視察

(2014年7月29日)

IUCN(国際自然保護連合)ウナギ調査委員会の議長を務める、ロンドン動物学会のマシュー・ゴロック博士が、岡山県の漁や静岡県の養殖場、築地市場などを視察。日本経済新聞の取材に応じた記事がありました(日経7月29日)

 

IUCNウナギ調査委員会が絶滅危惧種に指定したニホンウナギについて、マシュー・ゴロック博士は、「海流の変化、環境汚染、ダムなどの回遊ルートの障害などが複雑に絡み、個体数が減っている」と指摘し、「海流の変化など未解明な点も多いが、(漁業や商業などが)現状を維持するのは難しいのではないか」との見方を示しました。

 

また、「日本に『ウナギを食べるな』と言いに来たわけではない」と述べ、「丑の日が近づくにつれ、日本にとってウナギがいかに重要かを知り驚いた」と語りました。そして、ワシントン条約で規制対象とするのは「東アジアの貿易にとって良い解決策となるかはわからない」と語ったようです。

 

日本のウナギ消費量は世界全体の中の7割を占めるといわれます。海外から見ると、これだけウナギを消費するのは異様なことと見えるのでしょう。

 

しかし、土用の丑の日にウナギを食べるのは、日本の文化となっています。IUCNウナギ調査委員会のメンバーも、そういう日本の「うなぎ文化」を知って、日本にとってのウナギの重要性を少しは分かってくれたのでしょうか。

 

とはいえ、ニホンウナギが絶滅の危機にあることも事実。世界の7割ものウナギを消費し、しかも文化としてウナギを食べる国だからこそ、ウナギを保護することは日本の大切な役割でしょう。

 

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