2014年うなぎ蒲焼が安くなる?

2014年は、うなぎ蒲焼の値段が安くなる?

(2014年5月10日)

今年は、ニホンウナギの稚魚・シラスウナギの取引価格が大幅に下落しています。今季(2013年12月〜2014年4月)の漁獲量が持ち直したためです。推定漁獲量は、昨季の2〜3倍になっているようです。

 

また、国内の主産地で漁獲量が回復したほか、輸入先の台湾や中国でも豊漁となっているようです。

 

そのため、シラスウナギの取引価格が下落し、昨シーズンに比べて4分の1に。中には10分の1にまで下落しているところもあるようです。

 

稚魚取引価格下落の恩恵は秋口以降?

ただ、これらの稚魚は養殖池で育てられ、出荷が始まるのは秋口以降になります。

 

7月29日の土用の丑の日には間に合いませんが、それでも漁獲量が回復し、先行き値下げ感があるので、夏場も若干の値下げが期待できそうです。

 

一色産うなぎも、昨シーズンの2倍の稚魚を仕入れているそうです。国産「ブランドうなぎ」を幾分安く買うことができるかもしれません。

 

漁業関係者・養鰻業者は悲鳴

消費者にとっては嬉しい値下げですが、漁業関係者や養鰻業者にとっては厳しい現状があります。

 

漁業関係者からは、「安すぎて商売にならない」「燃料代も高騰しているので現状は厳しい」という声が聞かれます。

 

また、養鰻業者も、必要量を確保するため、昨季の取引価格をもとに、今季の漁の初期に1キロ200万円以上で仕入れた業者もあったそうです。出荷時の値段が下がることは、苦しいどころではありません。

 

今年の夏にウナギ蒲焼の値段が下がることを期待

とはいえ、消費者にとっては、うなぎの値段が下がることは嬉しいことです。この何年間か高すぎました。今年の土用の丑の日には、高嶺の花だった国産うなぎに手が届くかもしれません。